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NYLON100℃ 30th SESSION

「犬は鎖につなぐべからず〜岸田國士一幕劇コレクション〜」

2007年5月10日(木)-6月3日(日)
青山円形劇場


作:岸田國士   
(短編:紙風船、ぶらんこ、驟雨、犬は鎖に繋ぐべからず、屋上庭園、ここに弟あり、隣の花、より)

■潤色・構成・演出:
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
■和装監修:豆千代
■振付:井手茂太


■チケット
一般前売開始日:2007年3月17日(土)
料金:前売り:6,000円(全席指定)、
当日:6,500円

■キャスト
松永玲子、みのすけ、村岡希美、長田奈麻、新谷真弓、安澤千草
廣川三憲、藤田秀世、植木夏十、大山鎬則、吉増裕士、杉山薫、眼鏡太郎
廻飛雄、柚木幹斗

緒川たまき
大河内浩、植本潤、松野有里巳
萩原聖人

■協力
ラウダ、アルファーエージェンシー、人力舎、花組芝居、アポロミュージック、オフィスPSC、マッシュ、ダックスープ、スターダストプロモーション



■提携:青山円形劇場
■後援:TOKYO FM

■企画・製作 株式会社シリーウォーク

■会場
青山円形劇場
東京都渋谷区神宮前5-53-1
●青山学院大学斜め前 ●JR渋谷駅(東口・宮益坂側)徒歩10分 ●地下鉄表参道駅(B2出口)徒歩8分



 

写真「犬は鎖につなぐべからず」


■詳細・お問い合わせ

株式会社シリーウォーク
http://www.sillywalk.com/nylon

 


 

 

 この岸田戯曲に、かねてから関心を抱いていたKERAが、岸田の短編戯曲数編をひとつにまとめ、ある町内で起きる出来事として連鎖的に描きます。
 ベースとなる作品は5本。離婚したいという妹の相談を受けながら、姉夫婦の結婚生活があらわになっていく『驟雨』。結婚一年目の夫婦が、日曜日の過ごし方をめぐり夫婦の関係を見つめ直す『紙風船』。大衆の身勝手さを滑稽に描いた『犬は鎖に繋ぐべからず』。ありふれた朝食の風景に、シュールなひとときが入り込む『ぶらんこ』。人生に成功した男と失敗した男が、お互いの妻とともにデパートの屋上で再会する『屋上庭園』──。設定や雰囲気はまったく異なる作品ながら、いずれも、絶妙な会話が展開する極上の戯曲です。
これらを、日本演劇界の財産というリスペクトは残しつつ、2007年にこそ通じる、軽やかで味わい深い舞台として再構築します。

 

 

■岸田國士(きしだ くにお 1890- 1954)
 日本で最初に近代的なせりふ劇を書いた劇作家。28歳で東京帝国大学文学部に入学し、フランス文学や近代演劇を学ぶ。
岸田國士戯曲賞は、株式会社白水社が主催する戯曲賞。新人劇作家の登竜門とされることから、「演劇界の芥川賞」ともといわれている。
ケラリーノ・サンドロヴィッチは、1999年、『フローズン・ビーチ』で第43回岸田國士戯曲賞を受賞。

LINK: 第43回岸田國士戯曲賞選評(1999年)

 

プレス資料より