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ルルドの泉で
Lourdes

2011年12月下旬、シアター・イメージフォーラムにてロードショー


■ストーリー
 不治の病により車椅子生活を余儀なくされているクリスティーヌは、ピレネー山脈の麓にある聖地ルルドへのツアーに参加する。長い間、病によって閉ざされ、孤独を強いられてきた彼女の人生において唯一の楽しみは巡礼の旅くらいだった。
  ルルドには、病を抱えた人や家族を亡くして孤独な老人、脳に障害を持った少女などが奇跡を求めて集まっていた。彼女の介護係はマルタ騎士団(ローマカトリック教会の騎士修道会)の若いボランテイア、マリア。マリアはクリスティーヌの身の回りの世話をするが次第にボランティアに参加している若者たちとの交流を優先するようになり、病人たちを避けるようになっていった。

 


■キャスト
シルヴィー・テステュー
レア・セドゥ
ブリュノ・トデスキーニ
エリナ・レーヴェンソン
 




       

 

  ボランティアのリーダーであるセシルは、そんな彼らを戒め、真剣に祈りを捧げている。一人残されたクリスティーヌに目をつけたのは、同室のハートゥル夫人だ。夫人は身体的な病でルルドに来たわけではなく、孤独な人生によって被った苦しみを和らげようとしていた。彼女はクリスティーヌを世話し、祈りを捧げることで、自分の心の虚無感を癒していく・・・・

 


※   ※   ※

 

       
 




       


■プロダクション・ノートより

監督:ジェシカ・ハウスナー インタビュー

Q:なぜルルドを舞台にしたのですか?

―何よりもまず、奇跡についての映画を作りたかったのです。私は奇跡とは逆説的なものであり、死という概念を否定しているものだと思います。そして奇跡への期待とは、最後には全てがうまくいき、誰かが見てくれているという希望を示してくれるものだと。
奇跡について語るにふさわしい舞台を見つけるために入念にリサーチしました。そしてルルドに落ち着いたわけです。というのも、奇跡を体験するために巡礼者がそこに行くという現実を強調したかったからです。
まず、奇跡はポジティブなものと考えられていると思うのですが、私が治癒についての話をリサーチしていると、治癒した人々が、その後、病を再発するという事例に出くわしたのです。つまり奇跡は持続しないこと。ここには人生の恣意的な側面が並行してあるわけです。たとえば、ある素晴らしい奇跡的な出来事が、ひどいものや、平凡なものにもなりうるといことです・・・


 

 









■ジェシカ・ハウスナー監督
1972年オーストリア、ウィーン生まれ。ウィーン・フィルムアカデミーで在学中の96年に撮った短編映画『Flora』がロカルノ国際映画祭で短編部門のグランプリを受賞(Leopards of Tomrrow)。初の長編『Lovely Rita ラブリー・リタ』(2001)はカンヌ国際映画祭ある視点部門に出品。2作目の長編『ホテル』(2004)もカンヌ国際映画祭に出品され、オーストリア映画祭では最優勝を受賞。『ルルドの泉で』は長編3作目。


■スタッフ
監督・脚本:ジェシカ・ハウスナー
撮影:マルティン・ゲシュラハト
美術:カタリーナ・ヴェッパーマン
衣装:タニヤ・ハウスナー
編集:カリーナ・レスラー
製作:マルティン・ゲシュラハト、フィリップ・ボベール、スザンヌ・マリアン

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://lourdes-izumi.com/

2009(C)coop99 filmproduktion, Essential Filmproduktion, Parisienne de Production, Thermidor

原題:Lourdes
2009年/オーストリア・フランス・ドイツ合作/フランス語/35mm/99分
配給:エスパース・サロウ