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黄金のメロディ マッスル・ショールズ
MUSCLE SHOALS

2014年7月12日新宿シネマカリテほか全国順次公開予定


■ドキュメンタリー
 アラバマ州マッスル・ショールズ。ここに流れるテネシー川は、ネイティブ・アメリカンから“歌う川”と呼ばれ、古来より神聖な場所として知られる。この森の小さな町にある、フェイム・スタジオとマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオは、歴史に残る重要な名曲を生み出してきた。

 マッスル・ショールズ出身のリック・ホールは、地元の金属加工工場に勤める青年だった。貧しい家庭に生まれた彼は、友人と2人で田舎の薬局の2階に小さな音楽スタジオを作る。そこでの活動はすぐに終わりを迎えるが、1959年にマッスル・ショールズでフェイム・スタジオを創設した。地元の白人のミュージシャンを集めて作ったリズムセクションを背景に同じく地元の黒人歌手アーサー・アレキサンダーを起用して録音した「You Better Move On」がヒット。

 


■キャスト
リック・ホール、アレサ・フランクリン、ミック・ジャガー、
キース・リチャーズ、ボノ、スティーヴ・ウィンウッド、
グレッグ・オールマン

 






       

 

 これにより、フェイム・スタジオの名はアメリカだけでなくイギリスにも轟くことになる。のちに“スワンパーズ”と呼ばれるこのリズムセクションが作り出すサウンドを武器に、リック・ホールとフェイム・スタジオは1960年代のソウル・ミュージックシーンを席巻していく。
 全米で公民権運動が起こりながらも南部には人種差別がまだまだ根強く残るその時代に、政治や肌の色に関係なく、数々のソウルの名曲を生み出していく・・・

※   ※   ※

 

       
 








       


■プロダクション・ノートより

コロラド州で不動産業を営むグレッグ・フレディー・キャマリアは、幼少時代の親友がニューメキシコ州に引っ越すことになり、およそ3000kmの車での旅に付き合うことになった。
長旅の途中、アメリカ南部を通り、そこで「マッスル・ショールズ」の看板を見かけた。彼らはマッスル・ショールズで作られた音楽のいくつかが自分たちのお気に入りだったことを知っており、その街に一泊することにした。

マッスル・ショールズに宿泊しながらコンピュータで街のことを調べていると、そこで生み出された音楽の素晴らしさと、その街の音楽界への影響力の巨大さに驚嘆し、グレッグはこれをドキュメンタリー映画にすることを思いつく。

彼はこれまでに2本の映画プロデュース(資金提供)をしたことはあったが、自分が企画からすべてを始めるのは初めてのことだった。その車の旅から3年半の年月を経て、これが一本の映画となった。

ウィルソン・ピケットの「ダンス天国」、パーシースレッジの「男が女を愛するとき」、ローリング・ストーンズ「ブラウンシュガー」、ポール・サイモンの「僕のコダクローム」などのヒット曲を生み出したのが、マッスル・ショールズにある録音スタジオである。ここからは1960年代に入って多くのソウル、カントリーのヒットが誕生。それを受けて世界中からこのサウンドを求めてプロデューサー、ミュージシャンたちのマッスル・ショールズ詣でが始まり、「マッスル・ショールズ・サウンド」は世界的な音になっていった。

                                (プレス資料より)

 

 









■監督:グレッグ・フレディー・キャマリア
本作で監督デビュー。映画学校に通うことなく、独学で映画製作を学ぶ。プロデューサーとしても本作で携わっている。
プロデュース作品には『Skills Like This』(2007)、『The Ten』(2007)がある。


■スタッフ
監督:グレッグ・フレディ・キャマリア
撮影:アンソニー・アレント
音楽:ドリュー・バイエル、ジル・メイヤーズ、レイ・スミス
製作:ステファン・バッガー、グレッグ・フレディ・キャマリア

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://muscleshoals-movie.com/

(C)2012 EAR GOGGLES PRODUCTIONS.LLC. ALL RIGHTS RESERVED

原題:MUSCLE SHOALS
2013年/アメリカ/1時間51分/カラー/ワイドスクリーン/5.1ch
配給:アンプラグド