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Tica Sotoda Exhibition2


外田千賀展 2
Gallery銀座フォレスト
2010年3月15日-3月20日



2010年3月15日から20日まで、Gallery銀座フォレストで外田千賀展2が開催されました。外田さんは東京芸術大学、油画の現役。現在は人物を中心に描いています。
今回の新作『何か楽しいこと』では、「複数の人物の関係性をとらえて、一人一人の個性ではなく、集団としての滑稽さみたいなものを描きたかった」といいます。
表現の繊細さと不思議さが印象的なこの作品、描きこむことで、同時代の人のもつ内面的なものをとらえようとしているようです。

この春公開された映画に、現代の女の子を象徴的に描いている作品『カケラ』(監督:安藤モモ子、2010年公開)があります。この映画では、主人公を「自己主張できない流されやすい子」ととらえています。どこか共通点のある映画と絵画の2つの作品。外田さんの描いた女子たち、安藤監督が描いた人物、それぞれが、今、心にひっかかるものを表現しているように感じます。(J.S)


「黒のためのエチュード」
2008年
パーティクルボードに白亜地・油彩

       
 


「惜別」
2009年
画用紙に鉛筆
     
 
  「怖いもの無し」
2010年
パネルに白亜地・アクリル・ペン・コラージュ
 
 

 
「何か楽しいこと」
2010年
画用紙・アクリル・ペン・コラージュ
 
 
 
 
 
「かけらみち」
2010年
パネルに白亜地・アクリル・ペン・コラージュ